国土地理院発行の2万5千分の1地形図を加工したものです 


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風にふかれて      黒ダキ山 (1084.7m:広島県佐伯郡吉和村)   2005.5.29(日) 晴れ
<概要 >
名峰十方山(1328m)の南西約4kmに位置し、国土地理院発行の地図には山座名の記載はありませんが、
主稜線のやせ尾根に咲くドウダンツツジの群生、足元には白やピンクのイワカガミ、
所々主稜線から見える十方山に吉和冠山(1339m)、遠く羅漢山(1109m)を望む気持ちのいい尾根歩きが魅力の隠れた名山。

<注意 >
林道から山頂までは一般ルートを使用しました、一部、踏跡が薄くなっていますが、しっかり見極めれば大丈夫です。
下山は、途中から山中(ヤブ)に入り沢を下りました、地図とコンパスと勘が頼りです。
GPSは立ち木で遮られたり、谷や沢ではあまり役に立ちません、
読図の知識が必要です。
慣れていない方は、もと来た道を降りたほうが無難かもしれません。

<地図 >
国土地理院発行の2万5千分の1 戸河内及び野入
<アプローチ>
中国自動車道の吉和ICを降り、立岩ダム方面に県道296号線(吉和戸河内線)に車を進めます。
女鹿平(めがひら)スキー場を過ぎ、駄荷の集落を抜け狭い山間部の道に入ると、じきに立野野営場の案内板が見えてきます。
さらに500mくらい先に進み橋を渡るとすぐに、道路の右に数台止められる空き地があります。
今回は、ここに車を止めました。
登山口までは、来た道を戻り、立野野営場案内板から右に細見谷の林道を歩きます。
<区間タイム>
  駐車場・・・第一の橋・・・立野野営場案内板・・・第二の橋・・・立野キャンプ場・・・第三の橋・・・
0分      9分            5分      1分            1分                                      
                     
 (林道)・・・登山口(目印のテープ)・・・第一の吸殻入れ・・・第二の吸殻入れ・・・第三の吸殻入れ(黒ダキ山頂) 
    
50分             45分         10分          30分           jkjkjkjkjk           

区間タイムは体力や装備によって違います、参考程度にして下さい。
     
                                                  
通過タイム




7:42
太田川本流にかかる第一の橋、
この橋を渡った先(道路の右)に数台の車を止める
スペースがあります。
帰りは、この橋の近くに下りてくれば良いのですが、
道路から見上げると、かなり急です・・・
7:44
7:51 来た道を少し戻り、
立野野営場(キャンプ場)方面へと向かいます。

立野キャンプ場入口にある案内板

この時期、釣り客の方がいるらしく
テントを張っていました。
7:56
       写真をクリックすると拡大します

ヤブ山歩きの達人A さん       
7:57 細見谷にかかる第三の橋、右の橋を渡る。
最初はこのように歩きやすい林道だが、
次第に荒れてきて、
所々崩壊している箇所もある。
踏み跡はしっかりついており、
細見谷の心地よい沢音を聞きながら歩いていこう。
7:59
8:48 駐車場から約1時間、
両脇の立ち木に目印の多数のテープあり、
ここから右の少しザレた斜面を登ります。
なぜか、左の立ち木には釣りに使うウキが
ぶら提げてありました。

皮手袋を着けましょう!
しばらくは急登が続きます。 8:50
8:55 初夏のような木漏れ日が目に眩しい・・・
8:56

ギンリョウソウ(銀竜草) ピンボケです・・・   
9:04
所々踏み跡の薄い所があるが、
足元を注意して見れば、
先達がつけてくれた踏み跡がきっと見つかるはず。
9:11

第一のすいがら入れ         
9:37 (突然)真っ赤なすいがら入れが・・・
10分後にまたすいがら入れだ・・・ 9:47
        第二のすいがら入れ
9:49 主稜線のやせ尾根、
所々開けた場所から見る十方山(1328m)
9:50
9:50 満開のドウダンツツジの群生!
9:52
9:53
時々、開けた場所があり
広いササ原の(十方山の)山頂がよく見えます。
目を凝らして見れば、
登山者が見えそうな程、間近ですが・・・
9:55
ドウダンツツジの撮影に夢中になって、
Aさんとの距離が開いてしまいますが、
踏み跡もしっかりついていて、迷う事はないでしょう。
どうやらあの頂が黒ダキ山の山頂のようです。

しばらくは緩やかなアップダウンが続きますが、
たいした事はありません。
9:55
10:05 ドウダンツツジのトンネルです
白いイワカガミですが、
やはりピンボケです・・・
10:07

木の切り株に置いてセルフタイマーで撮影   
10:14 駐車場から約2時間30分で山頂到着、
(測量のためか)周りの立ち木が
切り倒されていて、
開けていますが展望は木の間越し程度。

いい汗をかいた後のビールは最高!

三番目の真っ赤なすいがら入れ。

「 こちらの林業関係者の方は、
よほど、タバコ好きなんですかねぇ・・・ 」
10:15
山頂出発 11:00

主稜線の末端まではもと来た道を戻り、途中からヤブの中に入っていきます。
ここからは地図とコンパスが頼りです。

視界が(立ち木で)全く効かないため支尾根がよくわかりません・・・
出来るだけ尾根〜尾根へと下っていきます。



(ヤブ山歩きに慣れていない私は、殆んどAさんに頼りっぱなし・・・)




枝沢の上流部らしい所に出ました、
ここで小休憩をし、この枝沢を下っていく事にしました。

13:27 途中、倒木に行く手を遮られたり、
大小の滝にも出会い、
歩けないところは左右の斜面を這い登っていきます。

スリルに満ちた沢くだり!これが醍醐味!

「 9mmくらいのザイルがあれば、
もっと楽に(安全に)降りていけますね 」
13:41
14:13 山頂を発ってから3時間余り、
車を止めた橋から上流約100mの地点に下山。
(Aさんはやや不満げだったが、私は満足)

休憩をし、下流部に河原を歩き、橋の基部を登り、
無事車まで到着、 ホッ〜
下山時は、竜神湖(立岩ダム湖)を挟んで、
正面の山の中腹に建っている二基の鉄塔を目標(位置関係の)にすれば、
どこらへんに下山するか目安になると思います。
<今回の装備 >
水、食料、雨具、救急用具、ライト、ツエルト、コッヘル、ガスバーナー、地図、コンパス、カメラ、
手袋(皮製)、GPS(Aさん持参)など
尚、9mm×30mくらいのザイルがあれば、もっと楽に(安全に)降りていけたように思います。
<最後に >
今回の山行にあたっては、ヤブ山突撃隊のHP
(http://homepage2.nifty.com/yamayama-yamaguchi/yabuyama_001.htm)を参考にさせていただきました。

国土地理院の地図閲覧サービス(試験公開)2万5千分の1より
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?id=51326100 (戸河内)
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?id=51326005&slidex=2000&slidey=800 (野入)
を使用させていただきました。

ヤブ山歩きの達人AさんのHP(ヤブ山情報満載)は
http://taritat.hp.infoseek.co.jp/index.htm
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