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穂高連峰登山報告書 | |
(防府山の会5月例会) 2007,5,13 | |
○日程 2007年 5月2日(水)〜5月6日(日) ○山行形態 上高地から涸沢ベースキャンプにて穂高連峰の登山○交通機関 マイカー○参加者 T.F(CL)、K.M(会計)、N.U(記録・写真)○アプローチ 〈行き 5/2> 山の会事務所 19:00集合 事務所・・・・・防府東IC・・・・・小谷SA・・・・・龍野西SA・・・・・大津SA・・・・・ オアシスカフェPA・・・・・平湯温泉‐‐‐上高地 〈帰り 5/6〉 上高地‐‐‐平湯温泉・・・・・・関SA・・・・・・八幡PA・・・・・・下松SA・・・・・・防府IC・・・・・・事務所 ○コース 5/3 上高地………明神………徳沢…………横尾…………涸沢(テント泊)7:26 8:27 9:31 10:56^11:50 15:11 5/4 涸沢…………穂高山荘…………涸沢小屋…………涸沢(テント泊) 5/5 涸沢…………横尾…………徳沢園(泊) 5/6 徳沢園………明神………上高地 ○共同装備 ザイル、コンロ、ガスボンベ、救急薬、コッヘル、携帯電話、テント一式、スコップ |
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○山行記録 | |
5月3日(木) 予定通り白湯温泉到着(5:35)、低公害バスに乗り換え安房トンネルを抜けしばらく走ると、樹幹越しに白銀に輝く穂高の峰が目に飛び込んでくる。上高地バスターミナル到着(6:40)。朝食をとり、明神(8:27)〜徳沢(9:31)〜横尾(10:56)と快適な散歩。横尾で昼食休憩。スパッツをつけて涸沢に向かう。ここからの3時間余りが正念場。涸沢の雪渓に入ってからチラホラ小雪が舞い始める。必死の思いで涸沢ヒュッテに到着(15:11)した頃には、雪が本降りになり、降りしきる雪の中、急ぎテント設営にかかった。FD食品で夕食を済ませ、寝袋に入った頃から、ときおり雷が鳴り、風も強く、テントが終始パタパタと音を立てて、(私は)テントが吹き飛ぶのではないかと、なかなか寝付けなかった。 5月4日(金) 快晴!奥穂を目指してザイテングラードをいく登山者と、(北穂沢を)北穂を目指していく登山者が、アリのように列をなしている。我々は、奥穂を目指すべく涸沢小屋に向い、ザイテングラードを上る。長くてつらい上りだが、時々足を止めて周りの絶景を堪能する。左側は美しい前穂のT〜Y峰、正面顔を上げれば、列をなしている登山者の先に涸沢岳や涸沢槍だ。息を切らしながら穂高山荘到着(9:37)。あいにく到着した時は吹雪で、全く真冬の様相。時々見えた奥穂への岩場には、何組ものパーティがアンザイレンして、上る順番を待っている。降りる人もいるので、非常に混雑するとの話だった。この吹雪の中で狭い岩棚や、ハシゴの下で順番を待っているのはつらいだろう。穂高山荘でカレーを注文、どんな人気店よりも美味しい。天候と体調を考慮して、奥穂への登頂は止め降りることにした。 5月5日(土) |
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○考察(反省) | |
今回は、奥穂高も北穂高の山頂も踏めなかったが、穂高山荘までは上がり、5月の雪に埋まった穂高山荘や、登山者が数珠つなぎになっている奥穂への壁も、垣間見る事が出来た。また私は初めての滑落停止訓練もやり、楽しく非常にいい経験になった。思い起こせば、一昨年初めて5月の穂高に来たときは、事前に、重い荷物を背負って右田ヶ岳でトレーニングをした。トレーニングすることで不安を払拭したかったのだが、今回は正直トレーニング不足だった・・・。チャンスがあるならもう一度、しっかりトレーニングをしてチャレンジしたい。 |
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○最後に | |
小屋泊まりにすれば荷物も軽くなり、横尾からの約3時間の上りを歩ける人であれば、誰でも(?)涸沢に来ることが出来ます。涸沢ヒュッテや涸沢小屋で、好きなビールやコーヒーを飲みながら、カメラ片手に、流れ行く雲を追い、広大な雪原を登降する登山者を眺め、一日中の〜んびりしているのもいい。抜けるような青空を背景に、涸沢の底から仰ぎ見る穂高の峰々の美しさと、そのスケールの大きさに、度肝を抜かれる事請け合いです。 同行のお二人に感謝! |
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