津波戸山(529.4m)山行報告
(防府山の会12月例会)

◇日  程 2013128日(日)
◇交通機関 レンタカー
◇会  費 4,000
◇集合場所 防府市役所 720
参加者 6名(女性2名)
◇アプローチ
      防府市役所⇒防府西IC⇒八幡IC⇒北九州IC⇒苅田北九州空港ICJR西屋敷駅⇒駐車場
       730   740  915  925    930     1040  1100
◇コース
      駐車場・・・登山口・・・海蔵寺跡・・・西岩尾根・・・水月寺奥院・・・山頂
      1110        1140   1157   1310   1325
      山頂・・・水月寺奥院・・・東岩尾根・・・海蔵寺跡・・・登山口・・・駐車場
                1420   1425  1440   1454
◇個人装備 雨具、水、弁当、行動食、ヘッドランプ、他
◇山行報告
128日(日)快晴
  高速道路で若干の時間のロスがあったものの、無事山香町向野の駐車場に到着。
快晴の中気分も良く、トイレ・準備運動・身支度を整えた後、ヘルメットを被った案内板に従い右に進む。
暫くは舗装された生活道を歩き登山口を目指す。最奥の民家付近から津波戸山全景も望められて気分は最高。

 案内図設置の登山口で今日のコースを確認、上りは西岩尾根を、下りは時間を見て東岩尾根を下るか、又は参拝道を下るということになった。
明るい日差しの差し込む参拝道を行くと、旧海蔵寺跡(津波戸山弘法大師を祀るお堂がある)だが、先を急いで右へ沢沿いの道を登って行く。

 暫く登ると西岩尾根取付きとなる3番の案内板が見える。
いよいよ岩尾根を登るスリリングな岩登りの始まり。細い無明橋は長さ僅か1mくらいだが下を覗けば結構深い、展望の良い離島といった感じだ。
記念撮影後元に戻り、さらに左手の岩尾根を登る、随所に鎮座する石仏を見ながら快適に岩尾根の登下降を繰り返す。
「針の耳」と呼ばれる岩穴を潜る、足元の岩がよく滑り、真新しいクサリを掴みながら慎重に降下すると参拝道に合流する。

 深山幽谷のガレ場を登ると水月寺奥ノ院に到着、左手奥の洞窟に清水の流れる壺がある。
小休憩後、急登を息を切らせながら登るとコルに出る、分岐道標があり、左手の山頂を目指す。

 途中の展望岩から眺める由布岳・鶴見岳が遠くに霞んで見える。
周囲は樹木に囲まれ
展望の全くない津波戸山山頂(標高 529m)で記念撮影、さらに先の展望台を目指す。
 数名の登山者が昼食中の展望台から、登ってきた奇岩絶峰が屹立する独特な山容に感激し、
遥か彼方に霞んで見える由布岳・鶴見岳、眼下の
国道10号線方面の眺め、宇佐市街地と周防灘方向の眺めを堪能する。
 足取りも軽く、元来た道を戻りコルから水月寺奥ノ院に下り、
途中狭い岩の間を潜ると、苔むした
岩山の谷間に顔の大きな弘法大師像が安置されている、何ともかわいらしい。
さらにガレ場を下り、左手の落ち葉の積もった急登を
東岩尾根に取付く。
西岩尾根よりもやさしく、ここでも周りの展望を楽しみながら快適な岩場の下りだ。
馬の背状の岩尾根を進む、岩上に鎮座する83番石仏を右に急坂を鎖を利用して下りると参拝道へ合流する。

 心地よい疲れを感じながら、途中の旧海蔵寺跡では遥か昔に思いをはせ、脇の見事な紅葉に思わずカメラを向けた。
今日の好天と感動を共にしてきた仲間に感謝しながら、テクテク歩き駐車場を目指した
 
◇感想
 津波戸山は国東半島に位置し奇岩絶峰が屹立する。
登山ルートも選択でき、スリリングな岩尾根を登攀することもでき、
随所に津波戸山弘法大師八十八ヶ所の石仏が安置されていて、あたかも石仏に見守られながら、岩登りを堪能することが出来る。
残念ながら山頂は樹木に囲まれ眺望は全く無いが、その先の展望台からは独特の岩尾根の全景を望める、
近くには田原山、遠くは由布岳・鶴見岳等も望めて一度は行ってみたいお薦めの山だ。
昼食を車に忘れた私の為に、食料を分けていただいた皆さんありがとうございました。
最後に往復一人で運転していただいたMさん、お疲れ様でした。